
私個人の資産運用に関しては以前の記事で記載した通り、 SBI証券、マネックス証券、楽天証券の3社で行っています。アセットクラスとしては株式(日本、先進国、新興国)、債券(先進国、新興国)、リート(日本、先進国)、金及びコモディティで続けています。
SBI証券ではNISA、楽天証券では特定口座のクレジットカードによる積み立てを行っています。
2026年7月の売買を反映した8月時点の資産運用実績をまとめます。2026年8月時点では、総資産は前月比で増え、退職時比では引き続きプラスを維持しています。
(過去の年間の実績はこちらにまとめています。)

退職後の資産運用を考えている方の参考になればと思います。








資産運用の成果 (資産推移)
- 2024年1月の退職金が入った時点を100%として、総資産、現金、リスク資産、総資産/年間支出でまとめたのが以下のグラフになります。


- 総資産は現金とリスク資産の合計です。
- 現金は預貯金と証券会社の現金資産で、リスク資産は証券会社の株式、債券、リート、金及びコモディティになります。
- 総資産/年間支出は、「今の生活水準ならあと何年暮らせるか」を表した指標です。FIRE界隈でいう「資産が生活費の何倍あるか(FIRE倍率)」に近い考え方になります。
- 2026年8月時点では、先月と比較して現金は減少しましたが、リスク資産が増加したことで総資産は増えています。総資産が退職時より増加した状態を維持しているのは先月同様です。
- 総資産/年間支出は7月の支出水準で計算すると、約34年分となりました。先月くらいの暮らしぶりであと何年暮らせる余裕があるか実感しやすい指標ですが、退職時に想定した20年間を大きく上回る水準です。
- 2025年12月時点の総資産状況で、「退職後20年あるいは90歳までに相続税が発生しないように有効に使い切る」ことを想定した場合の今年の支出目標も定めました。昨年は9月に資産状況を見て支出目標を増額しましたが、結果的に目標額を使い切れませんでした。
- 今年は少し早めて税金や社会保障の支払額が決まった後の7月に見直し、今年の支出目標を10%程度増加しました。7月はレダン島旅行などで支出を増やしたので、総資産/年間支出は先月より大きく減少しています。
- 大きな市場の下落があれば一気に余裕は無くなる可能性はありますが、今のところもう少し支出を増やしても大丈夫そうです。ただ、リスク資産の下落と物価上昇による支出増加のダブルパンチが来ると楽観はできないかもしれません。



退職時のライフプランは退職後20年で使うことを想定しました。
総資産/年間支出について、退職3年目に入った現在は、残り18年以上を賄える水準であれば当初計画の範囲内と考えています。


2026年7月に行った売買取引
基本的に「【資産運用】アセットアロケーションの中期目標 ーアセット比率をどのように修正する?ー」の記事に即して対応しています。 「【資産運用】オールウェザーとゴールデンバタフライポートフォリオ|効果的なリスク分散管理」のシミュレーションを基に幅も持たせています。




株式
日本
目標:日本株式比率の低下
取引:無
先進国
目標:先進国株式比率の低下
取引:積立継続
・グロース株1銘柄を部分売却
・SBI SCHDを追加購入(「SBI SCHDを7か月運用した実績レビュー」参照)
債券
長期米国債
目標:長期米国債比率の増加
取引:米国ETF購入
長期米国債以外の先進国債券
目標:先進国債券比率の増加
取引:米国ETF購入、国内ETF購入(米ドルMMFも購入)
リート
日本
目標:2%を維持
取引:無
先進国
目標:先進国リート比率の増加
取引:無
コモディティ
金
目標:金比率の4%を維持するが10%まで増えても構わない(シミュレーションを踏まえて変更しました)
取引:無
金以外
目標:コモディティ(金以外)比率の増加
取引:無



中期目標に従って売買を続けています。債券ETFは方針に従い購入しています。
先進国株は比率を減らすべきなのですが、SBI SCHDを追加購入してしまいました。








アセットアロケーションは中期目標に近づいている?
- 中期(5年程度)で目標とするアセットアロケーションを決めましたので、中期目標と比較します


- 以下の表が、中期目標と2026年8月時点の割合です(参考に、全天候[レイ・ダリオ氏のオールウェザーポートフォリオ]とゴールデンバタフライ[GB]も載せております)。





退職時から高配当以外の株式を売り、債券、コモディティを買ってきましたが、まだ同様の対応が必要です。
- 2026年7月の売買取引で日本株は何もしていませんが、比率は増えてしまいました。先進国株はグロース株を部分売却しましたが、SBI SCHDを追加購入したため比率は増えています。
- 長期米国債は6月にはETFの価格は下げ止まったように見えたので、7月に少し買いましたが比率は減りました。下げ止まったのではなく7月にも下げていますので、難しい投資対象です。それ以外の先進国債券は購入を継続していますがこちらも比率は減少してしまいました。「【資産運用】債券ETF投資の今後の方向性」「米国債/社債以外の債券ETF投資」に即して、焦らずに中期目標に近づけていこうと思います。
- 日本のリートも目標を割りましたので、少し追加購入しようと思います。
- 金は何もしていませんが、比率が少し増加しています。シミュレーションを踏まえて「金比率の4%を維持するが10%まで増えても構わない」に変更していますので特に売却は急ぎません。
- myINDEX に入力して過去20年で見てみると、先月同様シャープレシオはほぼ目標通りです。株式の比率が先月より増え、現金と先進国債券の比率が減ったため、11.9%まで戻せていたリスクが再び12%を超えました。
- 7月末の日米協調介入で円高に進んだ際、先進国債券の円ベースの資産額が大きく減少しました。戻って来てはいますが、先進国債券の比率が下がったのはこの影響もあります。株式は日本円と外貨に分散できていますが、債券の分散は弱いのでこの点は今後の課題として考えたいと思います。一方で、日本円全体は現金資産として一定額以上維持していますので債券の通貨分散は特に急ぐ必要は無いとは思います。




- 全天候とゴールデンバタフライを同条件で入力すると以下のようになります。
・全天候 :平均リターン7.4%、リスク10.6%、シャープレシオ0.7
・GB :平均リターン9.5%、リスク11.3%、シャープレシオ0.84



現時点では資産を大きく増やすことよりも、退職後の生活を安定して続けられることを重視しています。
そのため、今後もリターンを多少犠牲にしてでもリスクを下げる方向で調整していく予定です。








