
私個人の資産運用に関しては以前の記事で記載した通り、 SBI証券、マネックス証券と楽天証券の3証券会社で行っています。アセットクラスとしては株式(日本、先進国、新興国)、債券(先進国、新興国)、リート(日本、先進国)、金及びコモディティで続けています。
SBI証券ではNISA、楽天証券では特定口座のクレジットカードによる積み立てを行っています。
2026年4月の売買を反映した5月の実績を記載します。2026年5月時点では、総資産は前月比で少し減り、退職時比では引き続きプラスを維持しています。
(過去の年間の実績はこちらにまとめています。)

退職後の資産運用を考えている方の参考になればと思います。








資産運用の成果 (資産推移)
- 2024年1月の退職金が入った時点を100%として、総資産、現金、リスク資産、総資産/年間支出で纏めたのが以下のグラフになります。


- 総資産は現金とリスク資産の合計です。
- 現金は預貯金と証券会社の現金資産で、リスク資産は証券会社の株式、債券、リート、金及びコモディティになります。
- 総資産/年間支出は、当月の支出で1年間生活した際、総資産が何年分あるか、即ち、あと何年生活できるかを試算する値になります。FIRE界隈では「資産が生活費の何倍あるか(FIRE倍率)」という考え方に近いものです。
- 2026年5月時点では、2026年4月と比較して現金は増加し、リスク資産と総資産は少し減っています。総資産が退職時より増加した状態を維持しているのは先月同様です。
- 現金資産の増加は、後の売買取引の項で記載している「米国グロース株の1銘柄を部分売却」したことによる増加です。
- 2026年2月末以降の中東情勢悪化の影響などで、株式市場が軟調となったためリスク資産は3月に減少、4月に回復しましたが、5月は再びやや減少しました。
- 総資産/年間支出は4月の支出水準で計算すると、約37年分となりました。先月位の暮らしぶりであと何年暮らせる余裕があるか実感しやすい指標です。
- 2025年12月時点の総資産状況で、「退職後20年或いは90歳までに相続税が発生しないように有効に使い切る」ことを想定した場合の今年の支出目標も定めました。昨年は9月に資産状況を見て支出目標を増額しましたが、目標額を使い切れませんでした。今年は少し早めて、税金や社会保障の支払額が決まった後の7月位に再調整しようと考えています。
- 大きな市場の下落があれば一気に余裕は無くなる可能性はありますが、今のところもう少し支出を増やしても大丈夫そうです。ただ、原油価格の上昇で、リスク資産の減少に伴う総資産の減少と物価上昇に伴う支出の増加のダブルパンチが来ると楽観はできないかもしれません。



退職時のライフプランは退職後20年で使うことを想定しました。
総資産/年間支出は今年は退職3年目に入りましたので、18年以上あれば安心できます。


2026年4月に行った売買取引
基本的に「【資産運用】アセットアロケーションの中期目標 ーアセット比率をどのように修正する?ー」の記事に即して対応しています。 「【資産運用】オールウェザーとゴールデンバタフライポートフォリオ|効果的なリスク分散管理」のシミュレーションを基に幅も持たせています。




株式
日本
目標:日本株式比率の低下
取引:無
先進国
目標:先進国株式比率の低下
取引:積立
米国グロース株の1銘柄を部分売却(順調な銘柄で1銘柄でポートフォリオの比率が高すぎるため、一定の金額を超えた場合は部分売却しています)
債券
長期米国債
目標:長期米国債比率の増加
取引:無
長期米国債以外の先進国債券
目標:先進国債券比率の増加
取引:国内ETF購入(米ドルMMFは購入)
リート
日本
目標:2%を維持
取引:無
先進国
目標:先進国リート比率の増加
取引:無
コモディティ
金
目標:金比率の4%を維持するが10%まで増えても構わない(シミュレーションを踏まえて変更しました)
取引:無
金以外
目標:コモディティ(金以外)比率の増加
取引:無






アセットアロケーションは中期目標に近づいている?
- 中期(5年程度)で目標とするアセットアロケーションを決めましたので、中期目標と比較します


- 以下の表が、中期目標と2026年5月時点の割合です(参考に、全天候[レイ・ダリオ氏のオールウェザーポートフォリオ]とゴールデンバタフライ[GB]も載せております)。





退職時から高配当以外の株式を売り、債券、コモディティを買ってきましたが、まだ同様の対応が必要です。
- 2026年4月の売買取引で日本株式は動いていません。比率は先月より微減ですがまだ目標より高いです。先進国株米国グロース株を部分売却し、他はNISA積立した位ですが、比率は少し上がってしまいました。
- 長期米国債は何もしていませんが、比率は少し下がりました。それ以外の先進国債券は購入を継続していますがほぼ横ばいです。「【資産運用】債券ETF投資の今後の方向性」「米国債/社債以外の債券ETF投資」に即して、あせらずに中期目標に近づけていこうと思います。
- 長期米国債は2025年の後半には比率が8%を越えていたのですが、またETFの価格は下がってきています。2024年1月から動きを見てきていますが、なかなか難しい投資対象です。
- 金は何もしていませんが、比率が少し減少しています。シミュレーションを踏まえて「金比率の4%を維持するが10%まで増えても構わない」に変更していますので特に売却は急ぎません。
- myINDEX に入力して過去20年で見てみると、先月同様シャープレシオはほぼ目標通りです。株式の比率も先月と変わらず、現金比率も少し増えたのですが、リスクが12%台に乗ってしまいました。やはり株式の売却と先進国債券の購入が必要です。
- 退職後の中期目標のアセットアロケーションは過去のシミュレーションを基に私のリスク許容度を考慮して設定したものです。中東情勢悪化の影響で株式の減少を長期国債や金がヘッジするかと思ったのですが、現状株式は減少せず、長期国債や金が減少する状況になっています。予想とは違いますが、リスク資産は維持できているので今のところ目標比率設定を変える必要性は感じていません。




- 全天候とゴールデンバタフライを同様に入力すると以下のようになります。
・全天候 :平均リターン7.3%、リスク10.6%、シャープレシオ0.69
・GB :平均リターン9.3%、リスク11.2%、シャープレシオ0.83



中東情勢悪化の影響で下落耐性が試される局面と考えていましたが、現時点では大きな下落は見られていません。






