【資産運用】株式相続を踏まえた銘柄整理 ー手続き、相続税、手数料は?ー 

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私個人の資産運用に関しては以前の記事で記載した通り、 SBI証券、マネックス証券と楽天証券の3証券会社で行っています。アセットクラスとしては株式(日本、先進国、新興国)、債券(先進国、新興国)、リート(日本、先進国)、金及びコモディティで続けています。 

  • 高配当株の2024年の実績の記事で記載した通り、分配金と配当金の当面の目標金額には到達しており、日本の高配当株は個別銘柄で110銘柄程度まで整理してきている状況です。  
目次

相続についての現状の考え 

  • 特に残された家族に資産を残したいとは考えておりません。 DIE WITH ZEROが基本の考え方です。
  • ただ、使い切れなかったり突然死んだりすることがあれば、できるだけ迷惑にならない形で資産は相続できればと思います。 
  • 金の卵(現金)よりも金の卵を産む鶏(例えば高配当株や増配株)の方が私だったらうれしいと思います。 
  • 本当は金の卵を産む鶏の見つけ方を分かりやすく教えられれば一番良いと思います。私自身もそれなりに経験に基づいた方法はありますが、確固としてこれで間違いないと伝えられる程の段階ではありませんし、聞く側に同程度の金融リテラシーが必要だと思います。 

就職して専門知識を深堀りする時期に親からそんなことを教えられても私だったら「他に今は自分のやりたいことがある!」といって聞かないと思います。

株式の相続について 

概要

株式投資信託について「遺産相続コラム」の記事を、相続税については「相続税はいくらから?基礎控除とは?相続税の基本を確認!」の記事を参考に概要を掴みました。

  • 相続人名義の証券口座が必要(該当口座に名義変更して移管) 
  • 株式の場合基本的な上場株式の相続税評価額は以下の4つの価額のうち「もっとも低い金額」を採用 
    ・相続があった日の終値
    ・相続があった月の終値の平均額
    ・相続があった月の前月の終値の平均額
    ・相続があった月の前々月の終値の平均額
  • 投資信託の場合相続開始時の時価 
  • 投資信託を解約し、各相続人の相続割合に応じて金銭を分配することも可能 

相続による証券会社の株式移管・変更手続きを贈与税リスクと共に解説!」の記事によると相続人名義の証券口座は被相続人と同一証券口座が原則とのことです。

  • 私の場合、 SBI証券、マネックス証券と楽天証券ですので、将来的にはどこかの証券口座1つに纏めておいた方が手続きが楽になりそうです。
  • 相続の際は相続時近辺の時価になるので、簿価(買った時の値段)利回りの高い銘柄だからという観点は無視して良さそうです。あくまで相続時点の利回りと成長性を基準に銘柄を整理して良さそうです。 

簿価利回りは今世の自分の楽しみですね! 

手数料

いずれの証券会社もHPからは相続時の手数料がわからなかったため、直接確認しました。

  • SBI証券にTELで株式と投資信託の名義変更と移管の手数料を確認したところ、SBI証券内の口座の場合は相続の場合は無料とのことでした。異名義間の移管は1 銘柄につき2,000円(税込 2,200円)と記載されているので念を押しましたが、この手数料は贈与の場合で相続の場合は無料とのことでした。
  • マネックス証券にはメールで確認しました。 マネックス証券内の口座の場合は相続の場合は無料とのことでした。 
  • 楽天証券には2回TELで確認しましたが、相続関連の担当の方とコンタクトできず、わかりませんでした。手数料の表はこちらに載っていますが、相続の場合の名義変更と移管の手数料は不明です。

SBIもマネックスも確認時点での手数料ですので、今後変わることもあるかもしれません。最新の情報が必要な場合はご確認をお願いいたします。 

まとめと今後の方針 

概要として相続は簿価ではなく時価で行われること、相続時の名義変更と移管の手数料はかからないことが分かりました。 

  • 3つの証券口座を持っていますので、健康寿命の70歳代くらいになった時点で、家族の手続きの手間を減らすために、その時点での手数料も踏まえ一番良さそうな証券口座1つにまとめていこうと思います。 
  • 時価ですので、簿価利回りの高さは相続時に考えなくても良さそうです。また銘柄も現状手数料の面では減らす必要は無さそうです。ただあまり銘柄数が多いと手数料面は良くても手続きの手間で迷惑になると思います。 
  • 相続まで残しておく候補はその時点での配当利回り(配当金額)と増配(成長性)になるかと思います。 
  • 海外ETFでは高配当+増配のVYM、高配当のSPYDは候補です。一方、VIGは70歳時点でも配当利回りは高くないと思いますので、リターン(成長性)の今後の期待とその時点での配当金額で候補にするかどうか決めることになると思います。 
  • 投資信託は成長性の面からオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は残すと思います。 
  • 個別株は海外も日本も70歳時点での配当利回りと成長性で個別に選択するしか無さそうです。日本の高配当銘柄については、現状でも期待の低そうな銘柄からセクター分散も踏まえて整理していく対応になります。 
  • 日本高配当株ETFと投資信託」の記事でも書きましたが、 良い日本高配当株のETFや投資信託を中心に据えて、組み入れ比率の少ないか無い銘柄を個別に残す形でポートフォリオに変更することも継続して考えていきたいと思います。

良い日本高配当株のETFや投資信託を選択できれば、現在の110以上の個別銘柄を大きく整理できると思います! 

  • 先進国債券は70歳時点での配当利回りと配当金額で判断することになると思います。 
  • 新興国株、新興国債券、リート(日本、先進国)、金及びコモディティは私のアセットアロケーションの好みなので、家族の金融リテラシーと好みとの相談で決めることになりそうです。 

金やコモディティはインカムを産みませんのでここまでリスク分散のためとはいえ買うのが楽しくありませんでした。好みに合うなら相続で手数料無く貰えるなら貰いたいかもしれません・・・ 

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ご注意

当ブログに掲載されている記事の内容につきましては、 特定の金融商品等の勧誘を目的としたものではありません。最終的な投資判断はご自身の判断と責任において行うようにお願い致します。 

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