
私個人の資産運用に関しては以前の記事で記載した通り、 SBI証券、マネックス証券と楽天証券の3証券会社で行っています。アセットクラスとしては株式(日本、先進国、新興国)、債券(先進国、新興国)、リート(日本、先進国)、金及びコモディティで続けています。
SBI証券ではNISA、楽天証券では特定口座のクレジットカードによる積み立てを行っています。
2025.09の売買を経た2025.10の実績を記載します。


資産運用の成果 (資産推移)
- 2024年1月の退職金が入った時点を100%として、総資産、現金、リスク資産、総資産/年間支出で纏めたのが以下のグラフになります。

- 総資産は現金とリスク資産の合計です。
- 現金は預貯金と証券会社の現金資産で、リスク資産は証券会社の株式、債券、リート、金及びコモディティになります。
- 総資産/年間支出は、当月の支出で1年間生活した際総資産が何年分あるか、即ち、後何年生活できるかを試算する値になります。
- 2025年10月時点では、2025年9月と比較して現金は減少し、リスク資産、総資産は増加しています。現金の減少をリスク資産の増加がカバーし、総資産は退職時より増加した状態を維持している状況は先月同様です。先月に続いて年初来の最高額の総資産状況を維持しています。
- 退職してから給与収入が無くなり、毎月預貯金を取り崩しているのに、総資産は20%以上増えるというのはうれしい誤算です。
- 総資産/年間支出は9月の支出の生活レベルで計算するとあと56年位は生活できそうです。先月位の暮らしぶりであと何年暮らせる余裕があるか実感しやすい指標です。
- 10月時点の総資産状況で、「退職後20年或いは90歳までに相続税が発生しないように使い切る」ことを想定した場合、今年の支出目標には有難いことに十分余裕があります。
- 大きな市場の下落があれば一気に余裕は無くなる可能性はありますが、今のところもう少し支出を増やしても大丈夫そうです。

総資産/年間支出は19年以上ありますので安心です。ただ40年以上はありがたいですがあり過ぎです!
今年は入浴剤でクナイプの使用を節約するのをやめ、車中泊の合間のホテルも価格の縛りを緩めています。


2025年9月の売買取引
基本的に「【資産運用】アセットアロケーションの中期目標 ーアセット比率をどのように修正する?ー」の記事に即して対応しています。 「【資産運用】オールウェザーとゴールデンバタフライポートフォリオ|効果的なリスク分散管理」のシミュレーションを基に幅も持たせています。




株式
日本
目標:日本株式比率の低下
取引:
グロース株を1銘柄売却、2銘柄部分売却
先進国
目標:先進国株式比率の低下
取引:積立
債券
長期米国債
目標:長期米国債比率の増加
取引:米国ETF購入
長期米国債以外の先進国債券
目標:先進国債券比率の増加
取引:米国ETF及び国内ETF購入(米ドルMMFは購入)
リート
日本
目標:2%を維持
取引:無
先進国
目標:先進国リート比率の増加
取引:無
コモディティ
金
目標:金比率の4%を維持するが10%まで増えても構わない(シミュレーションを踏まえて変更しました)
取引:無
金以外
目標:コモディティ(金以外)比率の増加
取引:無




アセットアロケーションは中期目標に近づいている?
- 中期(5年程度)で目標とするアセットアロケーションを決めましたので、中期目標と比較します


- 以下の表が、中期目標と2025.10時点の割合です(参考に、全天候[レイ・ダリオ氏のオールウェザーポートフォリオ]とゴールデンバタフライ[GB]も載せております)。





退職時から高配当以外の株式を売り、債券、コモディティを買ってきましたが、まだ同様の対応が必要です。
- 2025.09の売買取引でグロース株を売却したため、日本株式比率は少し減少しました。
- 先進国債券は購入を継続しています。長期米国債は米国利下げの価格上昇と円安の影響もあり割合は少し増えました。「【資産運用】債券ETF投資の今後の方向性」「米国債/社債以外の債券ETF投資」に即して、あせらずに中期目標に近づけていこうと思います。
- 金は何もしていないのですが、価格が上昇して割合が増えています。シミュレーションを踏まえて「金比率の4%を維持するが10%まで増えても構わない」に変更していますので特に売却は急ぎません。
- myINDEX に入力して過去20年で見てみると、先月同様シャープレシオはほぼ目標に近づいています。株式の比率が減らないので、リスクは10%代から遠のいて12%に近づいています。



逆相関の金の割合が増えているので、リスクはもう少し下がるかと思ったのですが、この程度ではあまり影響ないようです。




- 全天候とゴールデンバタフライを同様に入力すると以下のようになります。
・全天候 :平均リターン7.1%、リスク10.4%、シャープレシオ0.67
・ゴールデンバタフライ:平均リターン9.4%、リスク11.2%、 シャープレシオ0.84



9月は車中泊旅行が始まったので、8月ほど積極的に動いて株式比率を下げませんでした・・・金はいじらないで良い状態ですので、高配当株式の売却と先進国債券の購入を旅行の合間に進めていこうと思います!





