
一度ブログにアップした記事を纏め、追記ました。編集記事になります。
私個人の資産運用に関しては以前の記事で記載した通り、 SBI証券、マネックス証券と楽天証券の3証券会社で行っています。アセットクラスとしては株式(日本、先進国、新興国)、債券(先進国、新興国)、リート(日本、先進国)、金及びコモディティで続けています。
SBI証券ではNISA、楽天証券では特定口座のクレジットカードによる積み立てを行っています。
2025.01-07の今年前半の実績をまとめ直して記載します。


資産運用の成果 (資産推移)
- 2024年1月の退職金が入った時点を100%として、総資産、現金、リスク資産、総資産/年間支出で纏めたのが以下のグラフになります。

- 総資産は現金とリスク資産の合計です。
- 現金は預貯金と証券会社の現金資産で、リスク資産は証券会社の株式、債券、リート、金及びコモディティになります。
- 総資産/年間支出は、当月の支出で1年間生活した際、総資産が何年分あるか、即ち、後何年生活できるかを試算する値になります。
- 2025年7月時点では、2025年6月と比較して現金は減少し、リスク資産、総資産は増加しています。現金の減少をリスク資産の増加がカバーし、総資産は退職時より増加した状態を維持している状況はこの半年変わっていません。
- 資産は4月の米国関税政策による株式市場の下落から復活し、年初来の最高額になっています。
- 総資産/年間支出は6月の支出の生活レベルで計算するとあと47年位は生活できそうです。先月位の暮らしぶりであと何年暮らせる余裕があるか実感しやすい指標です。

5月は子供の教育費の支払いで総資産/年間支出は20年を切ってしまいましたが、20年以上に復活しました!



総資産/年間支出はばらつくので仕方ないですし、20年以上あれば安心できますが、50代後半ですので40年以上は不要ではないかと思います・・・
- ライフプランとしては退職後20年でやりたいことはやる予定で考えてますので、退職2年目ですので指標が19年を切ったら生活費や娯楽費等の見直しが必要かもしれません。
- 最近ではカン・チュンドさんやRanpaさんが退職後に資産が増えることについて記事をコンスタントに書いておられます(参考資料参照)。もう少し好きなことに支出を増やしても大丈夫なのかもしれません。



車中泊旅行では積極的に高速を使って初期より支出は増えてるのですが・・・
- 溝田正行さんのブログ「outdoor life by mizota」の”定年退職者へのメッセージ“の記事を読み、年間の使い切り目標計画も立ててみました。年初の資産額を①90歳で使い切る、②90歳で相続税0まで使い切る、③退職後20年で使い切る、④退職後20年で相続税0まで使い切るの4種類で計算し、どの辺の感覚が自分に心地よいのか試してみようと思います。
- ②が使い切り目標額がもっとも少ない細く長くのパターン、③が元気な間に使って後は年金で細々と暮らす太く短いパターンです。



DIE WITH ZEROが基本の考え方で、使い切れなかったり突然死んだりすることがあれば2世代投資で相続するという考え方です。


- 退職1年目2024年のバックテストをすると実際の支出額は②④は大きくオーバーし①と③の間でした。ただ2024年はリスク資産が順調に増えました。その結果、ありがたいことに資産の増加が支出額を上回ったため2025年は①-④の目標額は2024年よりも増える試算になっています。資産の増加が順調な場合は年の途中で目標支出額の増額も可能ということだと思います。



秋の車中泊旅行を始める位に、資産額と目標額を比較して使い切れてなければ積極的に使い、使い過ぎていれば節約する対応でどうだろう?と考えています・・・


2025年前半の売買取引
基本的に「【資産運用】アセットアロケーションの中期目標 ーアセット比率をどのように修正する?ー」の記事に即して対応しています。


株式
日本
目標:日本株式比率の低下
取引:
- 2025.05:グロース株を1銘柄売却、1銘柄部分売却
- 2025.04:高配当株の化学1銘柄、通信 1銘柄、サービス 1銘柄、不動産 1銘柄、倉庫・運輸関連 1銘柄、医薬品1銘柄、その他金融 3銘柄追加購入⇒高配当銘柄のセクター分散を踏まえた整理及び株価が下がって割安と判断したため
- 2025.03:保険業 1銘柄一部売却⇒無配となったため
高配当株の保険業、卸売業、食料品、不動産それぞれ1銘柄追加購入⇒高配当銘柄のセクター分散を踏まえた整理及び株価が下がって割安と判断したため - 2025.02:グロース株を1銘柄売却
高配当株の化学 1銘柄追加購入⇒高配当銘柄のセクター分散を踏まえた整理及び株価が下がって割安と判断したため - 2025.01:高配当株のサービス業 1銘柄一部売却⇒高配当銘柄のセクター分散を踏まえた整理のため



グロース株を売って、セクター分散を踏まえて高配当株にスイッチするというほぼ目標に沿った売買です。
先進国
目標:先進国株式比率の低下
取引:2025.01-06 積立継続
債券
長期米国債
目標:長期米国債比率の増加
取引:2025.01-06 米国ETF購入
長期米国債以外の先進国債券
目標:先進国債券比率の増加
取引:2025.01, 03-06 米国ETF購入(2025.01-06米ドルMMFは購入)



継続して購入しているのですが、価格が下落しているので比率が上がりません。含み損の状態です・・・
リート
日本
目標:2%を維持
取引:
2025.04:3銘柄部分売却⇒先月のアセットアロケーションで比率が目標を越えていたため
先進国
目標:先進国リート比率の増加
取引:無



先進国リートは半年何も動いていませんでした。買った方が良さそうです。
コモディティ
金
目標:金比率の目標維持
取引:
2025.04:「【資産運用】金(GOLD)への投資は? 」の記事の通り、IAUを売却し、経費率の安いGLDMを追加購入して一本化
金以外
目標:コモディティ(金以外)比率の増加
取引:無



金以外は半年何も動いていませんでした。買った方が良さそうです。
その他
- 2025.05:楽天証券で全世界株式の投資信託の定期売却を行いました。





取り崩しの練習です!
アセットアロケーションは中期目標に近づいている?
- 中期(5年程度)で目標とするアセットアロケーションを決めましたので、中期目標と比較します


- 以下の表が、中期目標と2025.01-07時点の割合です(参考に、全天候[レイ・ダリオ氏のオールウェザーポートフォリオ]とゴールデンバタフライ[GB]も載せております)。


- 4月の日本リートのリバランスはうまく行って比率を下げれていますが、株式と債券は目標に沿った対応をしている割に比率が改善しません。



退職時から高配当以外の株式を売り、債券、コモディティを買ってきましたが、まだ同様の対応が必要です。
- 先進国債券は購入しているのですが、なかなか目標への歩みが遅々としています。あせらずに中期目標に近づけていこうと思います。
- myINDEX に入力して過去20年で見てみると、ほぼ目標に近づいています。株式の比率が増えたので、リスクは10%代から遠のいて12%に近づいています。




- 全天候とゴールデンバタフライを同様に入力すると以下のようになります。
・全天候 :平均リターン7.0%、リスク10.5%、シャープレシオ0.66
・ゴールデンバタフライ:平均リターン9.2%、リスク11.1%、 シャープレシオ0.82



車中泊の方も秋まで動きませんので、少し積極的に動いて株式比率を下げたいと思います!
参考資料
以下を参考にさせて頂きました。
- レイ・ダリオ氏のオールウェザーポートフォリオついてはたぱぞうさんの記事「レイ・ダリオ氏のオールウェザー投資と長期米国債」
- ゴールデンバタフライポートフォリオについてはディーカサワさんの記事「【新NISA】こんなバランスファンドが低コストであったら良いな:究極の高シャープレシオ、ゴールデンバタフライ」



ありがとうございました!