【資産運用】楽天・高配当株式・日本ファンド(日本版SCHD) について  

資産運用
投資信託

楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)が2025年2月7日に設定されます(2025年2月13日(木)19:00~20:00にオンラインセミナーがあるようです)。

日本の高配当企業を対象とした投資信託で、 ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス(S&P)を参照しており、日本版SCHDとしてのWEB投稿も多数あります(以下、楽天日本版SCHDと略します)。

以前の記事で高配当の投資信託の購入の可能性について記載しました。すぐに購入する判断は下さないと思いますが、楽天日本版SCHD について現状の考えを纏めました。

目次

現状の日本高配当銘柄の状況

  • 私個人の資産運用に関しては以前の記事で記載した通り、 SBI証券、マネックス証券と楽天証券の3証券会社で行っています。アセットクラスとしては株式(日本、先進国、新興国)、債券(先進国、新興国)、リート(日本、先進国)、金及びコモディティで続けています。 
  • SBI証券ではNISA、楽天証券では特定口座のクレジットカードによる積み立てを行っています。
  • 高配当株の2024年の実績の記事で記載した通り、分配金と配当金の当面の目標金額には到達しており、日本の高配当株は個別銘柄で110銘柄程度まで整理してきている状況です。  
  • 個別の銘柄管理が大変なので、日本の高配当株についても、米国ETFのVYMのように日本株の高配当ETFや投資信託で良いものがあれば助かるのですが、好みに合うものが見つからず、個別銘柄で対応している状況です。 

高配当株は米国ETFのみでシンプルに対応するのも一案なのですが、日本円で生活していることと、為替リスクを考えるとそこまで踏み切れていません・・・ 

  • つまり、日本高配当株に関しては、セクター分散や銘柄数の多さで管理の手間に不満はあるものの、配当金の成果には特に不満は無く、良いETFや投資信託が出てくれば手間を減らすために購入を考えたいというのが現状です。 

楽天日本版SCHDについて 

現状公開されている有価証券届出書から情報をピックアップしていきたいと思います。

  • 信託報酬 :年0.297%(税抜0.27%)
  • 分配金利回り:不明 
  • 分配方針:年4回 
分配方針
“出典:有価証券届出書
  • 特徴:主としてダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス(S&P)を参照し銘柄を選定し、流動性等を勘案して銘柄毎の組入比率を決定 
特徴
“出典:有価証券届出書
運用プロセス
“出典:有価証券届出書
  • SCHDが米国の配当利回りの高い100銘柄で構成された指数である「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス」への連動を目指しているのに対し、楽天日本版SCHDは「ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス(S&P)」を参照しています。 

単に日本の高配当株を選定しているのではなく、米国でうまくいっているSCHDを参考にして、高配当、連続配当、配当成長率を勘案してポートフォリオを組むところは面白い試みだと思います! 

 ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス(S&P)について

  • 楽天日本版SCHDが参照しているダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス(S&P)については、有価証券届出書では以下のように説明されています。
DJ日本100
“出典:有価証券届出書
  • 私は全く知らなかった指数ですので、S&P Globalから調べてみました。
  • 配当利回りは2024.12.30時点で3.69%です。 
  • 指標の算出開始日は2024.07.22ですが、バックテストしたトータルリターンは10年で12.49%なので良いと思います(SCHDは11.6%)。 
DJ日本パフォーマンス
“出典:S&P Global
  • ウェイト上位10銘柄は日本の高配当大型銘柄が組み入れられておりだ妥当だと思います。
DJ日本上位10銘柄
“出典:S&P Global

私の保有している個別銘柄もあります! 

  • セクターも11に分散されていますが、20%以上のセクターが2つあり私のセクター分散の基準からは分散が弱いように感じます(製造業、小売り・サービス、金融がTop3)。 
DJ日本セクター
“出典:S&P Global
  • この指標を参照して、楽天日本版SCHDがどのようなポートフォリオを組み、どのような実績を今後あげていくのか楽しみに思います。 

まとめ

  • 楽天証券が SCHDの手法を参考にして、日本株で楽天日本版SCHDの投資信託を設定するのは、日本の高配当株に手間をかけずにアプローチしたい個人投資家にとってありがたいことだと思います。 
  • 高配当、連続配当、配当成長率を勘案してポートフォリオを組まれるので、どのような実績となるのか今後をウォッチングして行きたいと思います。 
  • 現状信託報酬が年0.297%もかかることを考えると、セクター分散や銘柄数の多さで管理の手間があっても自分で日本高配当株の銘柄選定をした方が納得感があるというのが現状の判断になります。 

将来的に信託報酬が下がり、分配金実績やパフォーマンスが良いようなら、楽天日本版SCHDを中心に据えて、組み入れ比率の少ないか無い銘柄を個別に買うポートフォリオに変更することで、手間を削減することがあるかもしれません。

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当ブログに掲載されている記事の内容につきましては、 特定の金融商品等の勧誘を目的としたものではありません。最終的な投資判断はご自身の判断と責任において行うようにお願い致します。 

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