
一度ブログにアップした記事を纏めました。編集記事になります。
2025年前半も車中泊で国内を回ってきており、夏は暑いので秋に連泊の車中泊は再開予定です。 一方で、近郊で夏の車中泊を快適に試せるところは無いか探してはいました。
- 標高の高い🗻車中泊場所マップ を見ると、「外気温22℃~24℃が、アイドリングクーラーなしで快適に車内で過ごせる限界温度」「スポット天気予報を見て、21時の気温が24℃以下であれば、快適な車中泊が可能」と記載されています。
- 大阪近郊では候補があまり無いのですが見繕った結果、高野山で試し車中泊をすることにしました。
- 候補に選んだ理由は以下です。
・夜中に暑くて眠れなかった時に自宅に運転して帰れる距離
・近くに車中泊候補地が複数ある
⇒登山口の駐車場はそこがダメだった時、別の候補が近くに無いことが多いです。
・21時の気温が24℃以下 - 夏の車中泊を試してみるのが第一目的なので、1泊して翌日帰っても良いのですが、帰りに少し寄り道すれば泊まれるホテルがありますので、そちらにもう1泊宿泊することにしました。

もし夜中に自宅に帰っても翌日電車で行けるホテルです。
- 車中泊の合間に泊まるホテルチェーンを調べていて、カンデオホテルズのスカイスパが気持ちよさそうで気になっていました。CANDEO HOTELS南海和歌山がほどほどの値段で泊まれそうですので、こちらで宿泊することにしました。
- 2025.8.24-26の2泊3日(車中泊1泊+ホテル1泊)です。




1日目(8.24) 大阪~和歌山 高野山 奥の院駐車場(中の橋駐車場)
1日目は大阪から和歌山県の高野山 奥の院駐車場(中の橋駐車場)までの記録です。
- 今回は連泊の車中泊旅行ではなく、行先も日帰りドライブ圏内の高野山ですので14時過ぎから出発です。
- 車中泊マップで調べた2番目の車中泊候補の金剛峯寺前第二駐車場を下見します。





特に問題はなさそうです。
- 金剛峯寺を参拝します。




- 壇上伽藍を参拝します。




- 高野山は奥の院の参道は覚えているのですが、何度も来ている割にあまり記憶に残っていません。高橋克彦さんの小説「降魔王」の最初の舞台ですが、読んだ時ももうひとつピンと来ませんでした。宿坊に泊まると違うのかもしれません。
- 車中泊マップで調べた第一候補の奥の院駐車場(中の橋駐車場)を下見します。





こちらの方が日影が多く路面の温度が早く下がりそうでやはり良さそうです。予定通りこちらを車中泊場所に決めます。





目の前が奥の院への参道で、広大な墓地ですので気になる方はご注意を!
- まだ明るいので国道371号を下って、やどり温泉いやしの湯(700円、JAF50円割引)に向かいます。



国道371号の高野山と橋本市の間は道があまりよく無くて、酷道としての紹介も多いです・・・


- かけ流しの露天と内風呂だけでサウナや水風呂はありません。泉質はナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉です。全てではないですが複数の炭酸水素塩泉に共通する独特の匂いがします。
- 夏季限定の源泉プール(30度)が露天風呂の横に設置されていました。湯温はぬるくて夏にぴったりなのですが、ビニールプールなのでビニールの匂いでかけ流しの源泉の匂いが消えてしまうのが少し残念でした。





設置してくれるだけでもありがたいです!
露天の交互浴でゆっくり景色を楽しみました。
- 帰りは暗くなってますので371号を戻るのは止めました。一旦、371号の狭い道を下っていると途中で鹿らしき動物が道を横切りました。橋本市で給油(2,206円)し、遠回りですが最初に走って道がわかっている370号経由で奥の院駐車場に戻ってきました(夜は狭い371号より370号の方が安全だと思います)。
- まだ暑いですが、気温が24℃以下に下がるはずです(高野山の天気予報です)。




- 駐車場前の夜の参道も昼と違った雰囲気があります。





映画「田園に死す」に通じる雰囲気が少しあるかもしれません。宿に入ると夜は出歩かないたちなので、車中泊でないと見ない風景です。


2日目(8.25) 和歌山 高野山 奥の院駐車場~CANDEO HOTELS南海和歌山


2日目は和歌山県の高野山 奥の院駐車場からCANDEO HOTELS南海和歌山までの記録です。
- 4:00前に暑くて起床しました。明らかに寝不足ですが眠れません。外に出て確認すると車中泊車は他に2台でした。
- 昨夜は運転席側の窓にウィンドーネットを掛けて窓を大きめに開け、扇風機を回しましたが車内は暑いです。さらに運転席の後ろの窓にもウィンドーネットを掛けて窓を大きめに開け、残り2つの窓も小さく開け、扇風機からの風を直接体に当たらないようすることでやっと眠りにつけました。
- 掛布団代わりの寝袋はおなかの上に置いておくだけでした。車外の気温は下がって外では眠れそうなのですが、車内は暑くてなかなか寝付けませんでした。ワゴンRの車内では、私一人が発する熱の方が勝ってしまうようです。



夫婦でワゴンRやハスラーで車中泊されている方もおられますが、夏はもっと気温の低いところで泊られているのかもしれませんね・・・
- 明るくなってきたので奥の院を参拝します。墓地横の参道を進んでいきます。


- 英霊殿にお参りします。


- 参道を奥の院に向かって進みます。





朝6時前なのですがお参りの方がおられます。この参道の雰囲気は記憶に残っている通りで気持ち良いです。
- 奥の院をお参りしました。


- 駐車場に戻って6時過ぎに出発です。 これまでドライブしたことない国道480号線を下ります。
- 途中かつらぎ町のジャンボ壁画を眺めます。





リンク先と違って壁画はかすれてしまってました・・・







和歌山は棚田が多そうに思っていたのですが、100選に選ばれているのはここだけなのですね!
大阪が2つ選ばれているのと比べると意外です。
- 山道を超えて風土記の丘に到着しました。近くまで来ているのですが寄るのは初めてです。







のんびり散歩するのに良さそうなところですが、今の季節は暑すぎて汗だくです。
- 花山温泉 薬師の湯で入浴しました(1,300円、アドバンスクリエイトClub Off でタオルセット無料)。



今年から値上げされていますね・・・。
アドバンスクリエイトClub Offの優待も2025年12月31日までです・・・




- 昨年も書きましたが、お気に入りの温泉です。かけ流しの含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物温泉で冷泉、加温したぬる湯、加温した普通の温度の湯の3つの浴槽があります。炭酸を2000mg以上と大量に含んでいるにもかかわらず、小屋原温泉 熊谷旅館と違って泡付きは感じられません。
- サウナと水風呂もあり、欲しいものは全て揃っている温泉施設です。


- 低温風呂のぬる湯に浸かっていると寝不足もあって何度が意識が飛んでしまいました。朝から日帰りで入るのは初めてですが、空いていて低温風呂もいつでも入れます。12時頃から混み始めました。
- 低温風呂は人気があって混んでいるので、宿泊して夜中か早朝しかこれほどのんびり入れませんでした。退職して時間が自由になるので、平日の午前中に行くと満足度が上がりそうです。



露天と冷泉の交互浴と内湯のぬる湯でお湯を楽しみました!
- 途中昼食をとり(1,675円)、CANDEO HOTELS南海和歌山に向かいました。ここはホテルの駐車場が無いので提携駐車場に駐車します(800円/24時間)。
- おやつを買って(315円)、分かりにくい入口からエレベーターに乗り、11階のフロントでチェックインしました(朝食付き11,210円)。







高層階で眺めも良く豪華な感じのロビーです!
- 部屋の雰囲気です。 不満はありません。


- 窓からの景色も良いですし、窓際にソファーベッドがあってくつろいで景色を楽しめます(高所恐怖症の方はすぐ下が見えるので怖いかもしれません)。





テーブルはPC作業には少し狭いかな!ガラスなのでマウスパッドがあった方が無難です。
- カンデオホテルズで魅力に感じていたスカイスパに行きます。温泉ではありませんが、眺めの良い露天、内風呂があります。 露天風呂は座って浸かると紀ノ川とインフィニティ風呂になります。すぐ下を南海電鉄が走っていて電車の発車ベルが聞こえます。
- 露天には塀がないので、抜け感と解放感が気持ち良いです。まさに空中風呂です。




- サウナと水風呂もあります。







露天からの眺めを堪能しました!
- 寝不足だったので昼寝をして、夕方にスカイスパで日没の景色を楽しみました(下の写真は部屋の窓からです)。


- このホテルはキーノ和歌山の上に建っているのでそちらのレストランフロアで夕食を取りました(1,370円)
- ホテルに帰って眠りにつきました。当日の支出は16,670円でした。


3日目(8.26) CANDEO HOTELS南海和歌山~帰宅


3日目は和歌山県のCANDEO HOTELS南海和歌山から帰宅するまでの記録です。
- 朝は5:30に起床しました。昨夜は夕食後ひと眠りのつもりが、朝まで寝てしまいました。
- スカイスパからの夜景は楽しめませんでしたが、朝風呂を楽しみました。





スカイスパのラウンジからの眺めです!
- 朝食はバイキングです。最近のビジネスホテルは、余程でないとバイキングに不満があることはありません。一定のレベルで維持されていて、ここならではの一品という差別化も少ないように思います。





メニューの種類も多く、レストランの眺めも良くて十分満足です。
朝食バイキングにそこまで差別化が必要か?とも思います。
- CANDEO HOTELS南海和歌山は車中泊のホテルチェーンの選択基準(駐車料金が無料か安い 、コインランドリーがある、一人で泊るので値段はほどほど 、夕食は不要で近場に外食のできる店がある 、大浴場がある、朝食はバイキングスタイル)は全て満たしています。
- ルートインと比較すると、露天風呂などスパ施設でカンデオホテルに軍配が上がります。ドーミーインは運び湯とはいえ温泉がある点と夜鳴きそばなどのサービス面で総合力でやはり勝るかな?と思います。
- 車中泊の合間は結構先に進みたいことが多いので、ここまでのんびり滞在型のホテルは望まないかもしれませんが、帰宅の前日には良いと思います。



ドーミーインには無いゴージャス感がありスカイスパが気持ち良いので、値段がほどほどの場合、カンデオホテルズも車中泊の合間の候補に入れたいと思います!
- 10:30過ぎにチェックアウトし、高速を使って帰宅しました(1,570円)。当日の支出は高速代の1,570円のみでした。


まとめ -予想外だった点は? 次回への改善点は?-
夏の試し宿泊の車中泊旅行について全体のまとめと改善点を考えてみました。
費用


- 全体の支出は21,096円でした。



資産運用も順調ですので、これまでなら節約したところにも積極的に使っていっています!
このまま順調なら年間の使い切り目標額に達しない可能性もあります。
ドライブ
- 計画段階の観光スポットのピックアップは悪く無かったです。 高野山は行ったことがあり大きな感想の変化は無かったですが、夜や早朝の雰囲気は珍しかったです。行ったことが無かった所ではあらぎ島が形が面白くて目新しかったです。
- GPSロガーアプリ「ルートヒストリー」は今回は問題ありませんでした。
- 車中泊旅行の際は、高校や大学時代にFMラジオをエアチェックしたカセットテープ(サウンドストリートやFMホットライン)を聞いています。当時よく聞いていた渋谷陽一さんがお亡くなりになりましたね。ご冥福をお祈り致します。



今回も「らしくない曲リクエスト」という放送回を懐かしく聞きながらドライブしていました。自分の洋楽の趣向にFMや書籍を通じて大きく影響を受けた方でした・・・
車中泊
- 折り畳み式LEDランタンがつかなくなっていました。2024.04の試し宿泊の前に買ったので1年4か月です。小さい点、ソーラー充電できる点は気に入っていましたので、同タイプを今度も購入する予定です。
- 今回の目的の夏の車中泊ですが、21時の気温が24℃以下でも残念ながら私の場合は難しいことが分かりました。ウィンドーネットを2枚使っていつもより窓を大きく開けたり、残りの2つの窓も小さく開けたりしました。扇風機で寝付くまで車内の気温も下げました。最終的に寝付けはしましたが、暑さで早朝覚醒となり睡眠不足でした。
- 私が車中泊した8/24は、溝田正行さんのブログでは駒ヶ岳SAでキャンピングカーで夫婦二人で車中泊されています。「長く降った大雨で天井換気扇だけで快適気温で春秋用のダウンの布団を被って丁度良い気温」だっということで大分違います。高野山 奥の院駐車場は標高790mで駒ヶ岳SAは850mですので標高差はそれほどではありませんが、天気で気温は大分違うようです。



溝田さんは天井に換気扇を取り付けておられますね。窓に固定する小型の換気扇もあるようですので、夏の車中泊を本格的に考えるのであれば購入を検討するかもしれません・・・
熱気や湿気が籠らない効果はあるようです。
- 当日の気温を確認すると、私とワゴンRの組み合わせの場合は気温が22℃でも車内は暑くて寝付きにくいようです。車中泊で熱中症で死亡して発見されるのは避けたいですので、次回は20℃前後になるところで試してみたいと思います。
- 暑い時期の車中泊は今回のように睡眠不足になる可能性もあるので、翌日あまり運転せずにゆっくり宿泊できる施設を取っておくほうが無難に感じます。今回のように早めに温泉に入ってドライブせず、チェックイン時間に宿に入って過ごした方が事故のリスクが防げそうです。これまで車中泊2泊+ホテル1泊で旅程を組んでいましたが、暑い時期は車中泊1泊+ホテル1泊で計画したいと思います。
- 車中泊スポット選びに高地の気温確認という縛りが出ますが、来年の夏はもう少し動けるかもしれません。



岐阜や長野の高地を狙えば夏でも連泊の車中泊の計画ができそうに思えます!
霧ヶ峰とかなら大丈夫そうに思います。

