以前の記事で状況整理をして、アセットアロケーションの修正の方向性が見えましたので、具体的なアセットクラスの比率を考えてみました。
【資産運用】退職後の方針に向けた現状整理 ーどのようなアセットアロケーションに修正する?ー
資産運用に関しては2009年から SBI証券とマネックス証券、2020年から楽天証券を加えての3つの証券会社で行っています。 アセットクラスとしては株式(日本、先進国、新…
目次
背景
- 現在のアセットクラスとしては株式(日本、先進国、新興国)、債券(先進国、新興国)、リート(日本、先進国)、金及びコモディティになります。
- このようなアセットクラスになっているのは、守りに強いといわれるレイ・ダリオ氏のオールウェザーポートフォリオ(以下、全天候)を目指していた時期があったからです。
- 退職後はこれまでよりリスクを下げたアセットアロケーションに修正 しようと考えていましたので、全天候以外のものもこの機会に探しているとゴールデンバタフライポートフォリオというものあるようです。
中期目標
- 退職時の時点では株式が多いアセットアロケーションになっていましたので、もう少しリスクを下げるために全天候を参考に以下の配分を中期目標にしました。
・現金比率は%ではなく一定の額(生活防衛資金、医療保険を解約したため維持しておくべき金額、不測の事態のためのバッファーなど)としました。
・株式:50%(日本25%、先進国25%)
・債券:20%(長期米国債10%、それ以外10%)
・リート:4%(日本2%、先進国2%)
・金:4%
・コモディティ(金以外):2% - 退職時からいきなり全天候やゴールデンバタフライを目指すには大きな修正が必要になることと、配当金/分配金の出ない金やコモディティへの投資は感情的に抵抗があるこことから、一旦は5年以内で中期目標を目指して達成した後、再度考えようと思います。
- 以下の表が、中期目標と2024.10時点の割合です(参考に、全天候とゴールデンバタフライ[GB]も載せております)。
退職時から高配当以外の株式を売り、債券、金、コモディティを買ってきましたが、まだ同様の対応が必要です。
- myINDEX に入力して過去20年で見てみると、ほぼ目標に近づいてきています。
- 全天候とゴールデンバタフライを同様に入力すると以下のようになります。
・全天候 :平均リターン7.1%、リスク10.5% 、シャープレシオ0.67
・ゴールデンバタフライ:平均リターン9.2% 、リスク11.1% 、シャープレシオ0.83 - 嫌いではないのでこのような作業も現状できますが、もう少し銘柄数を整理してシンプルにしていきたいと思います。
あまり細かく拘りすぎることなくリスクを下げて目標に近づけていきたいと思います。
参考資料
以下を参考にさせて頂きました。
- レイ・ダリオ氏のオールウェザーポートフォリオついてはたぱぞうさんの記事「レイ・ダリオ氏のオールウェザー投資と長期米国債」
- ゴールデンバタフライポートフォリオについてはディーカサワさんの記事「【新NISA】こんなバランスファンドが低コストであったら良いな:究極の高シャープレシオ、ゴールデンバタフライ」
ありとうございました!