
私個人の資産運用に関しては以前の記事で記載した通り、 SBI証券、マネックス証券と楽天証券の3証券会社で行っています。アセットクラスとしては株式(日本、先進国、新興国)、債券(先進国、新興国)、リート(日本、先進国)、金及びコモディティで続けています。
SBI証券ではNISA、楽天証券では特定口座のクレジットカードによる積み立てを行っています。
今後の債券ETF投資の優先順位に関して、比率がまだ低い長期米国債以外の先進国債券の購入の方の優先順位を上げること、具体的には米国は現状金利の高い短期米国債(VGSH)、それ以外に米国への集中を避けるために米国以外への債券ETFの購入も検討することとしました。
今回は実際に購入決定をした米国以外への債券ETFの内容を記載しました。

債券の分散投資に興味のある方への参考になればと思います。










購入決定した債券ETF
米国市場の債券ETF及び東証の債券ETFから選択しました。選択基準は以下の通りです。
・経費率は既に保有している短期米国債(VGSH)の0.07%と同程度
・直近1年間の分配金利回りはVGSHの4.1%と同程度
・既に保有している米国国債/社債は含まない
BNDX:バンガード トータル インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)
- インカム投資ポータルの2015-2024年の10年の平均分配金利回りが2.71%なのに対し、直近1年間の分配金利回りは4.34%で高いです。毎月分配で経費率は0.08%と低いです。


- ブルームバーグ グローバル アグリゲート ex-USD フロート調整 RIC キャップ インデックス (ヘッジ) への連動を目指し、米国外の主要債券市場への幅広く投資されています。


- 欧州が57.9%と多く、日本も11.9%、豪州も3.5%含まれています。





日本は円で別途必要な時に自分で買うので不要なのですが・・・
- myINDEXでの5年間のリターンは-0.2%、リスクは5.2%、シャープレシオは0であり、VGSHと比較するとリスクは高く、投資効率も良くはありません(VGSHは15年間でそれぞれ1.2%、1.4%、0.9)。



日本債券が含まれている点は不満ですが、選択基準を満たしているため購入を開始しています。
2844:上場インデックスファンド豪州国債(ヘッジ無)
- 2023-2024年の2年の平均分配金利回りが4.07%なのに対し、直近1年間の分配金利回りは4.52%で高いです。年4回分配で、経費率は0.11%と低めです。


- 主要国の国債格付けランキングで豪州は1位です(2025.09.13時点で、米国は12位、日本は25位) 。
- 豪州のインフレ率2025年の推計値が2.55%なので、インフレ率以上の利回りになっています。



格付けが高いにもかかわらず、利回りが高いです。
- 連動を目指す指数はブルームバーグ豪州国債(7-10年)インデックスTTMで、2022年2月17日に上場した東証ETFです。純資産総額は73億円で大きくはありませんが、右肩上がりに増加しており早期の償還リスクは低いのではないかと判断しました。



2022年上場と若いので不安はありますが、米国ETFに対応するETFが見つかりませんでした・・・
- myINDEXでの3年間のリターンは3.1%、リスクは10.3%、シャープレシオは0.3でありVGSHと比較するとにはリスクは高く、投資効率も良くはありません。
- コロナの頃までは豪ドルMMFが扱われており通貨分散のため保有していました。現在は私が口座開設してる証券会社では扱われておらず、豪ドルMMFの可能性はありません。



BNDXでも豪州の比率は低く、選択基準を満たしているため購入を開始しています。
まとめ
米国債/社債以外の債券ETF投資として、地域の分散効果、経費率、分配金利回りを基に2銘柄を選択しました。新興国債券のETFは昔買ったものを持ってはいますが、目標アセットアロケーションに入れていませんので、追加購入候補にしませんでした。

