【資産運用】日本高配当株ETFと投資信託 ー日本版SCHDとの比較を含めてー 

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投資信託

以前の記事で楽天・高配当株式・日本ファンド(楽天日本版SCHD)について記載しました。 

すぐに購入する判断は下さないと思いますが、その他の日本高配当株ETFと投資信託も含めて現状の考えを纏めました。  

目次

現状の日本高配当銘柄の状況

  • 私個人の資産運用に関しては以前の記事で記載した通り、 SBI証券、マネックス証券と楽天証券の3証券会社で行っています。アセットクラスとしては株式(日本、先進国、新興国)、債券(先進国、新興国)、リート(日本、先進国)、金及びコモディティで続けています。 
  • SBI証券ではNISA、楽天証券では特定口座のクレジットカードによる積み立てを行っています。
  • 高配当株の2024年の実績の記事で記載した通り、分配金と配当金の当面の目標金額には到達しており、日本の高配当株は個別銘柄で110銘柄程度まで整理してきている状況です。  
  • 個別の銘柄管理が大変なので、日本の高配当株についても、米国ETFのVYMのように日本株の高配当ETFや投資信託で良いものがあれば助かるのですが、好みに合うものが見つからず、個別銘柄で対応している状況です。 

高配当株は米国ETFのみでシンプルに対応するのも一案なのですが、日本円で生活していることと、為替リスクを考えるとそこまで踏み切れていません・・・ 

  • つまり、日本高配当株に関しては、セクター分散や銘柄数の多さで管理の手間に不満はあるものの、配当金の成果には特に不満は無く、良いETFや投資信託が出てくれば手間を減らすために購入を考えたいというのが現状です。 

日本高配当株のETFについて 

  • 高配当株ですので、分配金利回りが上がったタイミングで投資するのがベストです。機敏にタイミングを見ることができるETFの方が投資信託よりも扱いやすいです。 
  • インカム投資ポータルで検索すると、分配金利回りが3%以上で、信託報酬が0.3%以下のETFは2月3日時点では1489,1494,1698の3つしかありません。
  • この3つの経費率は税抜き0.28%で、楽天日本版SCHDの経費率が税込み0.297%ですので、経費率の面で大きなメリットはありません。 
  • 2020-2024年の5年の平均増配率は2月3日時点では12-14%で魅力はあります。ただ1306のTOPIX連動型上場投資信託でも12%ありますので、特に高配当株に特化した増配ではなく、この期間の日本株全体の増配を反映しているのかもしれません。

日本高配当株ETFはもう少し経費率の低いETFが出てこないと購入しない方針です。 

日本高配当株の投資信託について 

SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)[以下、SBI日本高配当]

SBI社からの公開情報をピックアップしていきたいと思います。

  • 設定日:2023年12月12日

1年経ったばかりの若いファンドですね・・・

  • 信託報酬(税込み):年0.099%   
  • 分配金利回り:4.03% 
  • 分配方針:年4回 
  • トータルリターン(1年):17.62% 
  • 特徴:配当利回りに着目し、高水準のインカムゲインと 中長期的な値上がり益の獲得によるトータル・リターンの追求をめざす 
Sの特徴
“出典:SBI目論見書

特に何かの指標を参照している訳ではないアクティブファンドになると思います。

  • 構成銘柄:78銘柄で分散数は悪くないと思います。
  • セクター比率:セクターも26 に分散されており、建設、輸送用機器、銀行がTop3 です。 
Sのセクターと銘柄
“出典:SBI月次レポート

信託報酬の低さと分配金利回りの高さは魅力ですが、特に指数を参考にしていないアクティブファンドでまだ若いファンドですのでWatchingしていきたいと思います。 

Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型) [以下、T日本高配当] 

SBI社からの公開情報をピックアップしていきたいと思います。

  • 設定日:2024年1月31 

もうすぐ1年の若いファンドですね・・・

  • 信託報酬 :年0.10725%   
  • 分配金利回り:3.02%(指数は4.15%) 
  • 分配方針:年6回 
  • トータルリターン(設定来):13.49% 
  • 特徴:「日経平均高配当株50指数」の動きに連動する投資成果をめざす 
Tの特徴
“出典:SBI目論見書

SBI日本高配当と異なり、インデックスファンドですね。 

Tの10銘柄
“出典:日興アセットマネジメントマンスリーレポート
  • セクター比率:セクターも10業種以上 に分散されていますが、銀行、海運、保険がTop3 で海運の比率の高さが気になります。 
Tのセクター
“出典:日興アセットマネジメントマンスリーレポート

同じ指数を目指しているETFの1489と比較して信託報酬低いので、 T日本高配当の方が候補になります。まだ若いファンドですのでWatchingしていきたいと思います。 

3つの投資信託の比較 

  • 楽天日本版SCHD、SBI日本高配当、 T日本高配当を比較した一覧が以下になります。 
  • 楽天日本版SCHD と T日本高配当は分配金利回りがわかりませんので、仮に指数と同じだったとしてと仮定して計算しています(赤字)。 

いずれも若い投資信託なので、実績がわかってくるのはこれからですね・・・

まとめ

  • 楽天日本版SCHDに、信託報酬の低いのSBI日本高配当、 T日本高配当の2つの投資信託を加えて、日本高配当株ETFと投資信託を纏めてみました。 
  • 信託報酬面や実績面セクター分散面から、セクター分散や銘柄数の多さで管理の手間があっても自分で日本高配当株の銘柄選定をした方が納得感があるという現状の判断は変わりませんでした。 
  • 将来的に信託報酬が下がり、分配金実績やパフォーマンスが良いようなら、ETFや投資信託を中心に据えて、組み入れ比率の少ないか無い銘柄を個別に買うポートフォリオに変更することで、手間を削減することがあるかもしれません。 

現状は試し買いをしてみたいというところまで行きませんでしたが、ETFでは1494,1698の2つ、投資信託では楽天日本版SCHD、SBI日本高配当、 T日本高配当の3つをWatchingの候補にしたいと思います。 


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当ブログに掲載されている記事の内容につきましては、 特定の金融商品等の勧誘を目的としたものではありません。最終的な投資判断はご自身の判断と責任において行うようにお願い致します。 

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